まちのぞむログ

白い食器と食器棚のルール

「料理が映える」「合わせやすい」「うつわは迷ったら白」と言われている白い食器ですが、 私にとっては買うときちょっとハードルが高い食器です。
もちろん、白い食器はもっていますし、毎日使っているのですが、とにかく新しいものを買うときが難しい。

なぜなら、 白の色味が違うお皿たちを同じテーブルに乗せると、違いが気になって気になって仕方がないという病気にかかっているからです。
さらに言うと白に限らず、暖色寒色、色のトーンの混交具合も気になってしまって、食器が楽しいなーと思い始めてからはさらに病状が進行していまい 、結構困っています。


実家を出て夫と暮らし始め、さあそろそろまともに食器を買わなければとなった時の第一歩が、思えばすべてのはじまりでした。
大好きな先輩から結婚祝いに食器をいただいたのですが、それが北欧食器だったのです。


当時はよくわかっていなかったのですが、先輩のおすすめ映画は「 かもめ食堂」だったし(見たことがなかった…)、そういえばキャラものはムーミンがお好きだった。

つまりそういうことだったので、まだまったく食器のブランドや窯のことなど知らなかった我が家に、アラビアavec24hとブラックパラティッシがいきなりやってきたのでした。ありがたいことです。。。


先輩はとっても優しくて、気がきいて、旦那さんの転勤で退職してしまったのに折々連絡もくださる素敵な人です。
結婚という選択肢の優先順位が高くなかった私の人生において「 結婚はまあ…」を「結婚しても楽しいかもしれない」 にひっくり返し、 夫とのおつきあいのアレコレを導いてくださった、 夫婦生活の女神さまです。
そんな先輩にあやかって、自分の好みを反映しつつ、いただいた食器に合うように、とリサーチを重ね食器棚を埋めていったところ、 大半がアラビアの白、つまり黄みの白になっていました。
そしてある日、それと違う白が浮いているのではないか? とふと気がついてしまったのでした。


日本の食器の白は、純白、 グレーみの白もしくは青みの白が多いのですよね。 特に磁器はほんと青い。
陶器はまだ土の色、黄みの白があるけれど、 我が家は今後に備えて電子レンジ不可・食洗器不可をなるべく避けていたため、ほとんどが磁器。
100円ショップの小皿も真っ白の白だしかっぱ橋で買った小鉢も青み白、 白山陶器の長焼皿は柄が藍色だからさらに青くみえます…
青み白、すてきなのに。
もちろん「違う白」でも素敵な食卓はきっとあるし、組み合わせ次第でなじませることもできるのでしょう。 しかしその技量のない私はおとなしく「違う白」 を混ぜないように、献立と食器の組み合わせを考える日々なのでした。

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二子玉川「monsen」さんに行ってきた

今度久しぶりに会う友人が結婚するというので、ささやかなプレゼントを探しに二子玉川に行ってきました。

何年か前にイベント目当てで降りたことはありますが、春の陽気かつ祝日の二子玉川はすごかった……人出がはんぱないです。そして街も人もなんかおしゃれ。暮らしに余裕のあるかんじがする。

 

春めく高島屋のショーウィンドウを通り過ぎ、まず向かったのはこちら。

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 monsen さん、ずっと行きたくて…感無量でした。

棚になくてもネットショップの在庫があれば出してもらえるという素敵なサービスに今気づいて後悔してます……

 

ワンルームにずらっと並ぶ選び抜かれたうつわの数々。ここにあるものなら間違いないという安心感、組み合わせとチョイスの妙を堪能してきました。

ネットで情報を日々あさっていたので、なんとなく、窯と作家さんがわかりました。実物を見てみたかったsenのフレームシリーズもありました。かわいかった。ぽってりしてるのにちゃんとおすまししてる額縁、私がもっとお菓子作りをするタイプだったならなにも考えずお迎えしていたと思います。かわいかった。

美濃焼瑞々も、角皿が気になっていたけど木瓜もいいな~としみじみ眺めてしまったし、鹿児島睦さんの雑貨もあって、30分くらい滞在したような気がします。


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肝心のプレゼントは、王道・白山陶器をチョイスしました。かんな彫シリーズ。

家業のあるお家なので、同居もいずれはあるだろうし、買い足しの可能性があるなら、と思い……食器は窯というかメーカーというか、生産者を特定できるような痕跡がモノにないことがよくあるの、よく考えるとちょっと不思議です。

 

 

 

白山陶器ショールームもよく行くし、テーブルウェアフェスティバルもあったし、このお皿もたぶんどこかで見てるのではないかと思うのですがまったくノーマークでした。

スッとした青白、高めの高台が持ちやすく、でも少し特別感があって、ありそうでない器です。

お店の眼、とはこういうことなのだとしみじみしました。

 

そのあとは駅のまわりをはじめてひとりで心行くままに散歩しましたが、色々あっておもしろいですね。高島屋とライズでもうなんでもそろってしまうかんじでした。イッタラショップもダンスクもツウィリングヘンケルスもあったし。

 

作家さんの個展中でした。藍の筆書きがきれいで手に取りやすい器が並んでいました。大阪のお店も面白かったので、ふだんのお店でなくてちょっと残念。もう外観の雰囲気から「そういうとこだぞ」ってなるの、いいです。

 

高島屋のなかにあって、売り場がかなり大きかったです。作家さんのものは銀座のお店のほうがある印象、たまたまかな?

色ごとに棚がわかれていて、春めくカラーがすてきでした。

 

あとはリネン生地専門店や北欧パターンの布のお店屋さんもありました。

有名な蔦屋家電は本屋としては情報量がすごすぎて、ほかの予定といっしょに訪問するのは、私には無理でした!

平積みというか、表紙を見せる陳列が多くて、眼が泳ぐし、脳がいっぱいいっぱいになるかんじがします。

また散歩しにいくときの楽しみにとっておきます。

キッチンまわりことはじめ


実家にいたころから「いつか家を出たら使うものBOX」 というのがあって、もらいもの鍋や半端なキッチンツール、自分で手に入れたお皿や保存容器などをこつこつと貯めていました。
どうしてかお皿など最低2つ揃えてあって、使えなくはなかったのですが、ちゃんと相手と暮らし始めて、 不足を感じてから買うことを検討しないといけないというのは本当ですね。 予想と実際の使い方は違って、 勝手がよくないものが多かったのです。

 

あんまりなキャラクターものの食器は夫が使うには可愛すぎて面白くなってしまうので、短いひとり暮らし期間で堪能して、 徐々にさよならしました。
スタッキングしづらいおかず皿やサラダボウルも、 食器棚を圧迫するし、多めにつくりがちな私には大皿どん! と取り皿の組み合わせのほうが楽で方針転換。
数があったほうがよいととっておいていた保存容器も、 中身が見えないものは夫がわざわざ開けないので消費されず。 あまり小さいものは、私も忘れがちになってしまってだめでした。

夫は、あるがままにおおらかに、 あるものをそのまま、そして大事に使うタイプなので、様子をみつつ、私と彼と両方使いやすいように……と徐々に買い替え・買い足しをして2年、だいたい、揃った気がします。

 

絵がキャンバスや画材に左右されるように、料理もお皿やツールで変わる、というのをたいへんに実感しました。

きっとこの先、ライフスタイルが変わることがあったならまた変わるのでしょうし……

逆に、今を変えたいならモノから変えるというのも効果的なのだと気づきました。

物質はすごい。そこにあるだけで、所有しているだけで、何気なく生活に使うだけで、こんなにも私に影響してくる。

モノにとらわれすぎるのもよくないけど、無頓着はもったいない。そう思った暮らしはじめだったのでした。

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テーマカラーって大事

賃貸の我が家ですが、テーマカラーを設定しています。

というか私が色調とか素材とかシリーズがばらばらだと、どうにも気になってしまうたちで、夫に混乱させられてしまう前に揃えることにしたのですが……

 

もともとのキッチン扉や浴室のアクセントカラーに合わせて、青と緑にしています。

私も夫もすきな色なので抵抗もなく、最近は服やかばんまで色が揃ってきているような気がします。 

生活用品をほぼゼロから揃えたので結構すっきり見えに効果がありました。タオル類や寝具など視界をしめる面積が大きいものは印象を左右しますね。

金属のものは銀色(ステンレス)、収納はなるべく白系。キッチンはほぼ白黒銀しばりにして、食器はその限りではないけど気がついたらやっぱり青が多いです。

テーマカラーはこれ!と決めておくだけでものを買うときに選択肢が絞られて楽だし、合わせに気を遣う局面が少なくなってストレス減、大正解でした。

 

問題は、なんらかの経緯で家に入ってきてしまったそれ以外の色のものが気になってしまうことがあること。

夫はものを捨てるという発想があまりない人なので、処分方法に困ります。頑張って整理整頓しよう。。。

 

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ふるさとと家について


転勤族の娘だったので私にはふるさとがありません。

生まれてからいままでで引越はたぶん8回、やっかいなことに国境も飛び越えているので、日本人であるという自覚はあっても、日本のどこの土地の人間という自覚がないのです。

両親も関東に出てきて2代目の人間で、田舎への帰省とかもなし。

結婚してみて、自分で家を探して、ととのえて、まともに暮らすようになって、

私はもしかしてふるさとが欲しいのかなあと感じるようになりました。

 

夫は小さなころに一度きり、市内の引越をしたのみ。

それから結婚するまでずーっと実家暮らしだったので暮らし方からもう全然違います。

義父と義母は地方の島生まれで、土地に根付いた家業の人で、関東に出てきて職業が変わった今も、親族がつくったお米やお野菜など田舎から送って貰っていらっしゃるよう。

夫も数回しか島へ行ったことがなくても、実家とは別に、そこを自分の田舎だと感じているようでした。

 

実家に帰れば昔から知った街並みがあって、自分の部屋もまだあって、荷物もたくさん置いてあって。

田舎も実家も、今までもこれからも自分と血のつながった誰かが暮らす場所なんだという確信が垣間見えて、私の結婚した人はふるさとのある人なんだ、と衝撃を受けたのを覚えています。

私もどこか、ここが戻って来る場所だと感じてみたいなあ。そんなことができるのかしら。

今後の人生設計上、きっと賃貸で困ることはないけれど、家づくりにはやっぱりあこがれがあります…考えてみてもいいのかなあ。

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ログをはじめます

まち と申します。
東京湾の港町で12歳上の夫と暮らしている30歳です。2年前に結婚し、ふたり暮らしをはじめました。
共働きも慣れてきたので、趣味をかねて日々の生活の改善と意識化のための記録を始めることにしました。
自己紹介がてら、興味のあることをつらつら。


■エンタメコンテンツ
本も漫画もアニメもゲームも夫婦そろってだいすきです。
本棚の限界はもうすぐそこなんですけど、続きがでたら買わないといられない…
最近はあんまり新しいものを探す元気がなくて、昔のものを引っ張り出して
懐かしさに浸っていることが多くてよくないですね。新規開拓したい。

■キッチン
料理をつくるのはまあまあすきだけど、食べたらなくなってしまうのが悲しいです…
お祝いで北欧食器をいただいて、あわせてキッチンまわりをゼロから揃えたら
ハマってしまってテーブルウェアフェスティバルも行きました。

調理器具は合羽橋にいってネットを調べて、比較検討し尽つくしてやっと買ってみて
実用的ですてきなものをあてられたときとっても楽しいです。

■紙雑貨
もともと小さくてかわいいものがすきで、小学生のころ集めたファンシーメモ帳などを今になってせっせと消費しているのですが
ポストカードやグリーティングカードなど、飾ってすてきな紙雑貨にここ数年ハマっています。
遊びに行った先でついつい買ってしまうので、即飾るorファイリングできる定形のものをなるべく選んでいます……
文房具とかも、実用できて、かつかわいいって最強だと思います。


目の前のものとかひとつのテーマを考え出すととまらなくて、おたく気質って生活にもあらわれるんだな…と驚いてます。
結婚して実家をでてから毎日あれこれ比較したり試行錯誤したり、
そのプロセスは楽しいし、悩むのはつらいけど、どうしようもないなら、どうせならよりよく暮らしたい。

ポジティブもネガティブもフルスロットルな私と、のんびりしすぎて40すぎた夫の組み合わせで、うまく暮らしが機能するように、思考をまとめる記録をめざします。
あたらしい、らくちんで、すてきな暮らしをまちのぞむブログです。


身近にあまり既婚の友人がおらず、生活のことやキッチン、インテリアのこと
お話するような人がいないものですから、お気軽にコメントなどいただけたら嬉しいです。